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ライブ配信方法マニュアル|Zoom - OBS - Youtube

Published at February 24, 2021 7:08 p.m.
Edited at March 27, 2021 10:13 a.m.

これはなにか

zoomの画面をyoutubeでライブ配信するための技術的な資料です

利用するツール

構成図

image

前提

  • Mac での設定となります。Windowsでは、少し異なる可能性があります(未検証)
  • 同時間に複数配信をしていく場合は、設定が増えます。これは後ほど追記していく予定です。

前日までに準備しておくこと

*マークがついている作業は、一度設定すれば2度目以降は不要になります。

Youtube Studioでの事前準備

アカウント権限が必要です。@kumiko さんに設定してもらいます。

右上のカメラボタンをクリック、ライブ配信を開始を選択します。
スクリーンショット 2021-02-24 15.42.08

ライブ配信をスケジュール設定する、を選択します。
スクリーンショット 2021-02-24 15.42.27

設定を再利用、を選択します。
(この際、過去のライブ配信でない情報が表示されていたら、過去のライブ配信を選択しなおします)
スクリーンショット 2021-02-24 15.42.32

タイトル・説明・日時・サムネイルを、配信するイベントの情報にしましょう。設定が完了したら保存します。
(設定はあとから編集し直せるので、間違えた場合も安心してください)
スクリーンショット 2021-02-24 15.45.21

以下のような編集画面が表示されます。

  • ストリームキー(画像青枠)が、obs - youtubeとなっていることを確認してください
  • 🚨このとき、ストリームキーのリセットは押さないようにお願いします。使いまわしているキーなので、ほかの配信時にも影響が出てしまいます。

スクリーンショット 2021-02-24 16.37.04

この画面は、後ほども使うので、開いておくとよいです

備考:
こちらの設定は、同時間に複数配信する際に、変える必要がでてきます。
同時間で、ひとつのストリームキーに対して、1つの配信しかできないからです。
この使い分けについては、今後追記していきます。
参考記事:
https://vip-jikkyo.net/how-to-use-youtube-studio

Youtubeの配信リンクを確認する

右上の共有ボタンを選択して、共有リンクを確認しましょう
スクリーンショット 2021-02-24 15.49.20

動画リンクが表示されます。
スクリーンショット 2021-02-24 15.49.22

リンクを別タブで開いてみましょう。以下のように表示されていたら成功です。
スクリーンショット 2021-02-24 15.49.36

配信情報を設定する*

OBSという、ビデオ録画と生放送用の無料でオープンソースのソフトウェアを、インストールします

OBSダウンロード

インストールしたら開きましょう。
初期設定をパソコンに合わせていい感じに設定してくれるようです。

右下の「設定」から、じぶんで調整することもできます。
スクリーンショット 2021-02-24 16.12.54

必須ではありませんが、初期設定として、出力設定と、映像設定はチェックすると良さそうです。
参考に、あか牛イベントでの設定はこの通りです。

スクリーンショット 2021-02-24 16.14.42

映像は、高解像度にするほど、pcへの負荷が高くなります。基本は、1280x720で十分ではないかと思いますが、解像度をあげる選択肢もあります。
スクリーンショット 2021-02-24 16.15.03

OBSをYoutubeと連携する*

OBSの設定>配信から、それぞれ選択します
サービス:youtube
サーバー:Primary Youtube ingest server

スクリーンショット 2021-02-24 16.14.09

ストリームキーは、Youtube Studioのライブ配信設定画面から取得します。
ストリームキーをコピーし、OBSに貼り付けます。
スクリーンショット 2021-02-24 16.38.50

備考:
こちらの設定は、同時間に複数配信する際に、変える必要がでてきます。
同時間で、ひとつのストリームキーに対して、1つの配信しかできないからです。
この使い分けについては、今後追記していきます。

OBSでzoomの音声を配信する*

OBSでそのまま配信しようとしても、zoomの音声が入りません
なので、音声ミキサーを用います。

ダウンロード

以下のツールをそれぞれダウンロードします
LadioCas‪tダウンロード‬
BlackHoleダウンロード

LadioCastの設定

入力1と出力メインのみ設定します

スクリーンショット 2021-02-24 16.53.35

OBSの設定

マイク音声を、BlackHole 16chにします

スクリーンショット 2021-02-24 16.14.49

参考記事:
設定手順は、こちらを参考にしました
https://note.com/usuketatsubana/n/nff16fef3f3f8

記事と変更した点は、以下2点です。
・配信する人の声が入らないようにする
・配信するpcでは音声が出ないようにする(スマホなどでYoutubeを開いて、そこで音声が入っているか確認するようにする)

OBSでzoomの画面だけを配信する*

OBSでzoomの画面だけを配信するよう設定します

まず、PCのシステム環境設定 > セキュリティとプライバシー > プライバシー > 画面収録 にて、OBSを許可します。

スクリーンショット 2021-02-26 10.14.51

次に、ひとりだけでいいので、zoomを立ち上げ入っておきましょう。

スクリーンショット 2021-02-24 16.18.29

ソースを右クリックし、追加>ウィンドウキャプチャを選択します
スクリーンショット 2021-02-24 17.02.54

名前はなんでも大丈夫です。そのままウィンドウキャプチャでも、わかりやすくzoomにしてもOKです
スクリーンショット 2021-02-24 16.16.07

zoom ミーティングを選択します。このとき、zoomを立ち上げてないと、選択できない場合があります。
スクリーンショット 2021-02-24 16.18.53

当日30分前から準備するといいこと

あらゆる通知オンをオフにする

pcから発する音声がすべて配信されてしまいます。
slackの通知音などを、オフにしておきましょう。

イベントのzoomに入る

zoomに入り、チャットを開いた状態にしておきましょう

音声を設定する

OBS, Ladiocastを立ち上げる

設定は、前日設定したまま保存されているはずなので大丈夫です

Macの設定

「システム環境設定」→「サウンド」で設定します。

出力:BlackHole 16ch
入力: Mac book Proのマイク

・この作業を行うと、ほかの社内mtgなどで音声が届かなくなったりするので、配信終了後に設定を戻すとよいです

Zoomの設定

Zoomのスピーカー設定を変更します。

マイク:MacBookOroのマイク
スピーカー:BlackHole 16ch

スクリーンショット 2021-02-24 17.17.44

・この作業を行うと、ほかの社内mtgなどで音声が届かなくなったりするので、配信終了後に設定を戻すとよいです

参加者がうつらないように画面を設定する

※このあたりは職人芸っぽさあるので、さらにいい方法募集中です

zoomの画面調整

  • zoomのウィンドウを、Youtube配信時をイメージしながら調整します。縦横1:2くらいで、チャットを開くくらいの感じです。
  • 画面は、スピーカービューに設定します
  • 誰かが画面共有した際に、自動で全画面にならないようにzoomの設定>画面の共有>現在のサイズを保持する を選択しておきます

スクリーンショット 2021-02-24 17.42.10

OBSの画面をzoomの画面に合わせる

左にzoom画面、右にOBSの画面を並べながら作業してました
(画像が顔が写ってて恐縮です…🙇‍♂️)

OBSの画像部分を選択すると赤枠になります。その状態で右クリック>変換>画面に合わせる を押すと、ちょうどいい画面になります
スクリーンショット 2021-02-24 17.27.37

参加者・下の設定バーを見えなくする

映す画面をさらに絞ります。
OBSの赤枠を(macであれば)Optionキーを押しながら動かすと、絞ることができます。
上下、それぞれ絞り込んで、参加者と設定バーが表示されないようにします

スクリーンショット 2021-02-24 17.29.13

参考:
https://vip-jikkyo.net/obs-studio-display-capture
https://memento-mori-blog.com/mac-obs/

配信スタート

配信をスタートする

時間になったら、OBSから配信をスタートします
スクリーンショット 2021-02-24 18.48.26

配信がはじまらないときは…

Youtube Studioの自動スタートが有効になっているかを確認してください
スクリーンショット 2021-02-24 15.49.20のコピー

・Youtube Studioの配信予定日時があっているか確認してください
・数分の遅延がある場合もあるようです。この場合はしょうがない。

配信時

画面はなるべく動かさない

zoomのウィンドウにカーソルをおくと、設定バーが出たり消えたりして画面が動きます。zoomはじめ、pcにはなるべく触らないようにするのが吉です。

声は出してもOK

これまで上記の設定では、配信者の音声は配信しないよう設定しているので、静かにしなくてはいけないなどはありません

音量調整

pcの設定>サウンドから出力音声を上下することで、配信音も上下できます

配信終了

Youtube側をまず終了する

配信終了時には、Youtube Studioの右上「配信終了」ボタンを押して、終了させます。

OBSが終了したら自動で終了にする方法もあるのですが、再開はできないので、万が一OBSだけがエラーで閉じた場合を考えると、手動で終了するのがいいかなと判断してます

OBS側を終了する

OBSでも同様に、「配信終了」ボタンを押して、終了させます

🚨配信テストにおける注意

Youtubeの配信リンクは、一回限り有効となっています。もしテストとして配信してみようと配信してしまうと、その後、本番のときに同じリンクで配信できなくなってしまいます。(ユーザーにURL案内していたのに、そのURLが使えなくなるという状況に😱)

そのため、テストをしたい場合は、テスト用の配信リンクを発行しましょう。

  • メモ

    BlackHole のインストールについて

    https://existential.audio/blackhole/ からDownloadしようとすると、メールアドレスの登録を求められるが、TerminalからHomebrew経由でもインストールすることができる。

    brew install --cask blackhole-2ch
    

    パッケージは blackhole-2chblackhole-16ch があった。
    今回の使用用途では、どちらか1つをインストールすれば良い。

    ちなみに、GitHubもあったが https://github.com/ExistentialAudio/BlackHole Download Installer のリンクからは上記のメールアドレス登録必須ページに遷移する。Uninstaller のリンクもあり。

  • メモ

    音声ミキサーにSoundflowerという代表ツールがあるが、mac対応しなくなったため、活用してません。(使えるという報告もありました)

    買収され、ほかで有料ツールとして販売されているようなので今後、無料ソフトとしても活用しづらいと思い、blackholeを採用してます

  • 配信時の所感メモ

    • かなりドキドキするが、設定を固定して配信スタート後は安定するので、リハーサルが重要
    • AirPods を使っていると自動接続でシステムのOutput先が変わるので、使わない方が無難。AirPodsはケースにしまって、有線イヤホンでモニタリングするのが安心。
    • 配信bitrateは、配信環境のアップロード通信速度次第ではもうちょっとアップできそう。YouTube Liveの画質に直結するので、あげれるならあげたい。
    • 音声レートは制限なのか160で配信される
    • システムのOutputをBlackHoleにする設定はもうちょっと調査したい。必要ない可能性あり。あと設定しておくとシステムから音(Slack通知オンなど)が配信に流れる可能性あり。
    • 配信中はCPU含めてかなりリソースを消費するので、M1 Mac以前のMacBook Airだときびしそう。MacBook ProかM1以降のMacBook Airが安心。
    • LadioCast を使って、配信しながら音声モニタリングできた

    https://kitchhike.slack.com/archives/CGW0A5M6Z/p1614392420051800

    image

  • @harutaka オーディオ配線を図にしてみた!

    https://docs.google.com/presentation/d/1nrx_GnhxI3SRZvPECYK574r_KBDnPwmBKZtmaAmvoME/edit#slide=id.p

    image

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    システム環境設定からのOSレベルでの設定は、Zoomだとスピーカーを直接指定できるので、もしかしたら設定不要かも。

    注意 Meetの場合は音声の出力先を直接していできないのでMacのOSレベルでSoundflower (2ch)にしていますが、Zoomなどスピーカーを直接指定することができるアプリの場合にはアプリで出力先をSoundflwer (2ch)にしても構いません。

    SoundflowerとLadioCast, QuickTimePlayerを使ってMeetの画面を録画する | DevelopersIO

    次回の配信前リハーサルで、もろもろ試してみたい〜。

  • kitchhike team

    配信プラットフォーム選定 要件メモ

    スクリーンショット 2021-03-01 15.52.55

    【ジンさん共有用】キッチハイクライブ配信に関するご相談
    https://docs.google.com/document/d/1CWAFeMlxJTOVZ2JaXoOEIzjTJXGArm6WfJaem2pcDpY/edit?fbclid=IwAR2sBjGzDev82max0Q45qqMvxwfYENDzJQ6b2W6rJcwV7cFsdXu_5xEJsAg

  • kitchhike team

    Vimeo & OBS

    この記事参考でいけました
    https://www.juns.jp/info/support/obs-vimeo

    音声などのセットアップは、上記とぜんぶ一緒でワークしそうです。

    注意点としては、

    • OBS側で先に配信スタートすること。そうしないと、カメラキャプチャでじぶんの顔が映ってしまう。
    • Vimeo画面を開いておく必要があること。閉じると止まりました。
  • OBS : T2チップのハードウェアエンコードについて

    T2チップ搭載のMacだとOBSの出力設定の詳細からエンコーダーを、 Apple VT H264 Hardware Encoder を選択できる。選択することで、CPU使用率が下がった。
    Apple T2 セキュリティチップ搭載モデルの Mac - Apple サポート

    ただし、配信bitrateの設定通りに配信できないように見えるので要検討。
    こちらの環境だと、配信bitrate 25600 Kbps に設定したので 3MB ほどで配信する想定だが、1MB ( 8000 Kbps ) ほどだった。エンコーダーをSoftware(x264)にすると想定通りの3MBほどで配信できた。

    image

    参考 : Apple T2 チップを利用したHEVC(H.265)ハードウェアエンコードは速いがファイルはあまり小さくならない

  • kitchhike team

    Zoomウェビナー

    zoomミーティング => OBS => zoomウェビナー

    課題

    zoomミーティング複数は参加できるが、ウェビナ & ミーティングの同時参加はできないかも
    =>zoomの担当者に確認した結果、技術的にできないとのこと

    スクリーンショット 2021-03-09 15.15.25

    スクリーンショット 2021-03-09 15.15.29

    メモ

    異なるミーティングに同時にデスクトップで参加を有効にする
    https://support.zoom.us/hc/ja/articles/360001120743

    Google meets => OBS => Zoomウェビナー

    できた

    スクリーンショット 2021-03-09 14.28.50